さくらんぼの木|意味がわかると怖い話
- 難易度 中級
- 恐怖度 3/5
- 読了 約2分
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本文
母「今年はさくらんぼ少ないわねえ」
私「えっ、そうなんですか?!こんなにあるのに!」
父「これでも少ない方なんだよ。 去年はこれの4倍はとれたからね」
さくらんぼの木は家と柵の間に立っていて、 家の陰になってしまうことが多かったのかもしれない。
今年は去年より暖かく、 晴れの日も多かったのに、 我々は少しがっかりしていた。
とても背の高い木で、 さくらんぼを取るには これまた背の高いはしごを使わなければならない。
枝も伸び放題で、 柵を越えてとなりの敷地にまで伸びている。
幸い隣は草がボーボーに生えているような空き地なので、 誰に迷惑をかけているわけでもないんだけどね。
母「さて、じゃあ今週末は冬に備えて さくらんぼのジャムを量産(笑)するわよ♪ さくらんぼとってきて」
夫&私「はーい」
首から小さいバケツを下げて、 私ははしごをのぼろうとした。
父「待ってアリス、 そのはしごじゃなくて、 新しいはしごを出そう」
私「え?」
父「そのはしごは何年も使っていて、 そろそろ限界だと思うんだ。 見てごらん、一番上の足場が外れているだろう?」
私「あ、ほんとだ。 よかった、知らずに使っちゃってたら危ないところでしたね」
夫「新しいはしごを持ってきたよ。 さあ、アリス、どっちがいっぱいとれるか競争だ!」
私「ずるいよ!身長197cmある人に勝てるわけないでしょ!笑」
まったく、 それにしても今年はさくらんぼは少ないのに ハエの多いこと。
しっしっ、あっち行け!
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