シオフミ
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私は、自画自賛と言われるかもしれないが、 そこそこ名知れた物書きだ。
最近、 『弟子になりたい』と志願するものが現れ、 私はそれを承諾した。
目を見張る才覚を秘めた、 素直で従順で、なにより私の作風を理解していた。
その若き才能を受け、 弟子が来てからというもの、 新作を出すたび、世を騒がす話題になり、 私の名はさらに広まっていった。
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「今話題の小説家、 塩史氏が自殺したとの情報が入りました。 弟子の××氏の緊急会見です」
『師匠は作家人生を謳歌したでしょう。 かつての文豪の多くと同じ最期を迎えたのですから。 亡き師を仰ぎ、師の弔いの意味を込め、 私、【××太二】は氏の名字を拝借し、 【塩史太二】と名乗らせて頂くことを、 この場を借りて申し上げます』
塩史太二の作品は、 師の○○氏が乗り移ったかのように、 素晴らしい作品を次々と発表し、 見事に師の意志を受け継いだ、と ○○氏の友人・ファン共に認められる小説家となった。
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