意味がわかると怖い話

謝りたい

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私と妻は明日で結婚40年を迎える。

子宝にも恵まれ とても良い妻で私をいつも支えてくれていた。

頑固な父の先のない闘病生活にも 最後まで付き合ってくれた。

最近では少しづつ認知症の出てきた母とも 上手に同居してきてくれていた。

こんなど田舎に家を建てることを許してくれた。

子供たちも巣立ち落ち着いたことだし、 私は日ごろの感謝をこめ、 妻を2泊3日の旅行に招待した。

出発は今日20時の飛行機だ。

遅い出発だが仕方がない。

母の夕飯を作らずに家を出るわけにはいかない。

明日の昼過ぎにはヘルパーも来る。

母の朝ごはんにおにぎりを握って行くとしよう。

お茶も沸かして置かないと母が不敏だなと思い やかんに火をつける。

全く、息子たちもこんなときぐらい協力して欲しいものだ。

「あなた、そろそろ出ないと間に合わないわよ」

妻の声で時計をみた。

なるほど、これは急がないといけない。

私は急いで準備をした。

紳士たるものみだしなみには気を抜けない。

私は母に挨拶をして家をでた。

翌日の昼過ぎ、旅先でヘルパーから電話がなった。

私は帰る家と最愛の母を失った。

母にはあれほど台所にたつなと言っていたのに…。

そして数日後、私は妻を残し母に会いに行った。

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