悪魔

2018/4/17 · 日常系

本文

生きることに絶望したが、死ぬ勇気すらない。

自分に保険金をかけて受け取り人を母親にした。

女手1つで僕を育ててくれた。

本当に感謝している。

だけど、もう生きていたくないんだ、だからせめて…。

そんな時約束通りそれは姿を現した。

「いい子だ。何か頼みごとだろ?私のことを誰にも言わないと約束したら叶えてあげよう。」

僕の願いは『死』だ。

死んだら誰にも言えない。

「本当にいいんだな。次私が戻った時に願いを叶えよう。その前に対価をもらうが構わないか?」

死んでしまうのだから構わない。

「分かった。契約成立だ。では少ししたらまた来る。」

最後に母親と話したい。だけど何を話そう。

30分ぐらい考えたがいつも通り母親と話すことにした。

階段を降り母親がいるはずの台所に行くがいない。

リビングで寝ている母親を見つけた。

胸にはナイフが刺さっていた。