意味がわかると怖い話

爆弾

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本文

俺は爆弾を持っている。

モノは水筒型で、 中は液体高性能爆薬で満たされている。

注ぎ口の開閉用ボタンを押し込むと プライマーに点火、爆発する。

…そう、自爆用だ。

こんな世の中、 生きてるだけで損をする。

最期に一花咲かせて、 おさらばしようと決意した次第だ。

場所はどこが良いだろうか?

できるだけ多く巻き添えにしたいものだ…

一人は寂しいから。

水筒を肩から下げて、 いろいろな場所を回った。

公園、スーパー、商店街、モール…

うん、休日のモールがいい。

親子や恋人達で賑わう、 昼時がいいだろう。

決行の時がきた。

幸せそうな連中が粉々に吹き飛ぶところを想像すると、 総毛立つ。

笑みがこぼれて仕方ない。

すれ違う奴らが不審げな目で見てくるが、 気にならない。

貴様らは俺の気まぐれで死ぬんだ。

ベンチが視界に入る。

あそこがいい。

人々の流れがせわしなく、 人口密度もなかなかだ。

ベンチに腰を下ろす。

水筒を膝の上に… コップ兼用のキャップを捻り取り、 開閉用ボタンに触れる。

やっとだ、やっとこれで終わる。

息を目一杯吸い…

「爆弾だーーー!!」

叫び、スイッチを入れる。

ぶしゅっ!

湯気が噴き出した。

「…通院歴があり、関連性を調べています。 以上、夕方のニュースでした」

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