理想の女性
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本文
俺と友人は小さい頃から仲がよく いじめられていた友人をよく庇っていたため 友人の母親からは「親友認定」されていた。
母子家庭だったためかマザコン気味で こいつの母親が俺たちが二十代になった頃 病気で亡くなった時には泣き喚いて 俺がそいつを慰めるなど ほとんど俺がオカンみたいだった。
しかし何時までもこいつだって 母親の思い出に縛られているわけには行かない。
俺は本当は自分が先に行きたかったが 口コミで聞いた「縁結びの神社」に自立も兼ねて こいつを行かせることにした。
しかし、母親べったりだったこいつが 理想を言えるわけが無い
女性との付き合いも無いのだ
そのため箇条書きを書いて持たせることにした。
1:容姿はやはり美人か可愛らしいのがいい。 2:家事がこなせる。 3:すぐに女の特権を利用したり出さない。 4:しっかり者で思慮深く優しい性格。 5:ツンデレ・ヤンデレはNG。
「このツンデレとヤンデレって何さ?」
どうもこいつはアニメ系の事には疎い
「ツンデレって言うのは意地っ張りの面倒臭い性格 ヤンデレはもっと厄介だストーカーだな、 危険で別れたくても離れてくれんぞ」
数日後、 神社に行ってきた友人から電話がかかってきた
「どうだった?」
「それが神様が出てきて・・。」
俺は飲んでいたビールを噴出した
アイツは嘘や冗談を言えるやつではないのである
「それで?」
「それが箇条書き見せたら『高望みだ』って怒られて」
何とヤンデレ女を押し付けられたというのだ。
「今何処だ!?」
「僕んち」
「呑気に言うな!」
俺のせいだ
アイツの人生設計がめちゃくちゃに・・。
俺はアイツがヤンデレ女のために 地獄絵図になっているところが頭に浮かんでしまい 走りながら、あいつの無事を祈った。
ところがアイツの家に着いて 庭から家の中を覗き込んでみると 地獄どころか膝枕で 「リア充」な世界が広がっていた・・・・。
「絶対離さないからね」
「うん、何か君と居ると懐かしくて落ち着くな」
唖然としていると女が俺に気づいた
「ヤバイ!?」
しかし、女は俺に向かっては来たが ピシッとした感じで俺にこういった。
「貴方には小さい頃から あの子が助けていただいてもらって感謝しています」
「神様のおかげで こうして理想の形であの子とこうして一緒に居られるようになりましたし」
「でも、あの子に『ツンデレ・ヤンデレ』なんて 変な言葉教えないで頂戴、じゃあ」
女のマシンガントークに押されてしまったが、 あることに気がついた。
「!?神様は何をやらかしてくれてるんだ!」
それ以来俺は運命の人は神頼みではなく、 自力で探すことを心に決めている。
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