夢は必ず叶う
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「君の夢は必ず叶うよ。」
大学生だったある日、 自称魔法使いが私に言った。
冗談半分に聞きながら、 私は彼に子供の頃の夢を語った。
「なら医者になりたいな。」
「よし、では9年後に夢を叶えよう。」
彼はそう言い残して去っていった。
大学を卒業した頃にはそんな出来事など忘れ、 ごく普通のサラリーマンとして働いていた。
健康診断で診療所を訪れた際、 再び彼と出会った。
「丁度9年が経ったね。 医者にはなれたかい?」
「あぁ、そんな話もしたね。 今はただのサラリーマンさ。」
「おやおや、それなら…」
彼がパチンッと指を鳴らすと、 私の手に何かが握られていた。
「おめでとう。それは君の医師免許。 この診療所はこれから君の物だよ。」
そう告げると、彼は静かに消えた。
彼は本当に魔法使いだったのだ。
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