意味がわかると怖い話

みさこ

読者難易度 集計中…

本文

「ちっぽろに来た!ちっぽろ!ちっぽろ!」

私の娘は私の実家へやって来ると、 必ずこれを連呼する。

語感が面白いらしい。

そんな無邪気な娘とは裏腹に、 私は望郷の念に支配されていた。

子供の頃、よく遊んでた川を通ると、 ふいに電信柱の貼り紙に目が止まった。

『探しています。真鍋美佐子(まなべみちこ)ちゃん(当時7歳)』

親友だった美佐子…

寒い冬に一人でお使いに行ったっきり、 消息が分からなくなってしまったのだ。

未だに見つかっていないとは…

そんな過去を思い出していると、 私たちの横を地元の子供たちが通り過ぎた。

「たくや君とくるみちゃんか」

当時、私が付けていた大きな名札を今の小学生も付けてるとは… 私は少し嬉しくなった。

「ねえママ、みちこちゃんってお友達なの?」

娘の突然の問いにしばし戸惑ったものの、 すぐに私は理解した。

「さっきの貼り紙のことね…あれは間違ってるの。 みちこじゃなくて、みさこよ。」

あなたは気づけましたか?

気づいたタイミング

この話はどう感じましたか?

複数選択可

感情タグ

あなたの考察を書く(任意)

読者の考察

読み込み中…