竹やぶに埋めた|意味がわかると怖い話
- 難易度 中級
- 恐怖度 3/5
- 読了 約1分
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本文
妻を殺した。
よみがえるのが怖くて、執拗に首を絞めて確実に殺した。
郊外の竹やぶに遺体を運び、深く掘って、入念に埋めた。
家に戻ってからも、震えは止まらなかった。
今にも泥だらけの妻が、玄関をノックしてきそうだった。
翌日の夜、恐怖に耐えられず確かめに行った。
再び車を遠く遠く走らせ、竹やぶにたどり着いた。
昨日と変わらぬ光景を見て、少しでも安心する気だった。
…なんということだ。
生い茂る竹やぶの中で、妻が折れた首をかしげながら、
こちらを見つめてまっすぐに立っているではないか。
俺は悲鳴を上げて逃げ出した。
ただただ恐怖に震え、闇雲に車を走らせながら、妻に許しを請うていた。
しかし、妻は追いかけてはこなかった。
驚いたことに、事件として報じられることもなかった。
あれはいったい何だったんだろう…。やはり幻覚か…?
それから、長い月日が経って、俺はやっと気がついた。
あれは孟宗竹のイタズラだったんだ。
今ごろ妻は、はるか頭上で骨となって揺れているのだろう。
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