心の底から望んでいる願い|意味がわかると怖い話
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本文
「どんな願いでもかなえてやろう。ただしひとつだけ、な」
と魔神は言った。
ひとつだけ、か……。
富。
いや、名声。
いや、美女。
いや、絶対権力。
いや、不老不死。
いや、世界平和。
いや、究極の快楽。
いや、宇宙の真理の解明。
いや、悟り。
いや、時間旅行。
いや、超能力。
いや、他の生物に生まれ変わる。
いや、なんか漠然と「最高の幸福」。
いや、 ……だめだ、決められん!
悩んだ末、おれは魔神にこう頼んだ。
「今挙げた中で、おれが本当に心の底から望んでいる願いをかなえてくれ!」
「わかった。それでいいんだな」
魔神はそう言って消えた。
それから一年。
いまだにあの時かなえられた願いが何だったのか、よくわからない。
もうすぐ戦争が始まる……。
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