意味がわかると怖い話

末期がん患者|意味がわかると怖い話

  • 難易度 中級
  • 恐怖度 4/5
  • 読了 約1分

読者難易度 集計中…

本文

ある病室に二人の末期ガンの患者が入院していた。

一人は窓側のベッド、もう一人はドア側のベッド。

二人とも寝たきりの状態だったが、窓際のベッドの男はドア側のベッドの男に窓の外の様子を話してあげていた。

「今日は雲一つない青空だ。」
「桜の花がさいたよ。」
「ツバメが巣を作ったんだ。」

そんな会話のおかげで死を間近に控えながらも二人は穏やかに過ごしていた。

ある晩、窓際のベッドの男の様態が急変した。

自分でナースコールも出来ないようだ。

ドア側の男はナースコールに手を伸ばした。

が、ボタンを押す手をとめた。

「もしあいつが死んだら、自分が窓からの景色を直接見れる・・・・・・」

どうせお互い先のない命、少しでも安らかな時をすごしたいと思ったドア側のベッドの男は、自分は眠っていたということにして、窓側のベッドの男を見殺しにした。

窓側のベッドの男はそのまま死亡した。

晴れて窓側のベッドに移動したドア側のベッドの男が窓の外に見たのは、打ちっ放しのコンクリートの壁だった。

考えてみる

あなたは意味に気づきましたか? 本文の違和感や、最後の一文が指しているものを、先に考えてみてください。

ヒント: 舞台やモチーフ( 病院 )にも注目すると、見え方が変わることがあります。

あなたは気づけましたか?

気づいたタイミング

この話はどう感じましたか?

複数選択可

感情タグ

あなたの考察を書く(任意)

読者の考察

読み込み中…