検品の印|意味がわかると怖い話
- 難易度 中級
- 恐怖度 3/5
- 読了 約1分
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本文
夜勤の検品係になった。
ベルトコンベアを流れる部品に、たまに小さな傷がある。
先輩は笑顔で教えた。
「それは不良じゃない。合格の印だ」
「爪で軽くやってるんだ。慣れたら分かる」
言われた通り、傷のある部品だけを箱に入れた。
明け方、休憩室の鏡で自分の爪を見る。
全部、短くて傷ひとつ付けられない。
ロッカーを開けると、中に使い捨ての手袋と、他人の名前の名札があった。
今夜の自分の名札ではなかった。
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