面会時間|意味がわかると怖い話
- 難易度 中級
- 恐怖度 3/5
- 読了 約1分
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本文
迷井くんは、久しぶりに病院へ行った。
母の病室のドアをノックすると、中から元気な声がした。
「迷井くん、よく来たね」
開けると、母は窓辺に座って笑っていた。
「さっきも来たでしょう。同じ話の繰り返しよ」
迷井くんは「まだ着いたばかりだよ」と返す。
母は首をかしげた。
「あら、じゃあさっきのは、どっちの迷井くんかしら」
廊下のナースステーションで尋ねると、職員は名簿を見て言った。
「ご家族の面会は、今朝も午後も記録がありませんけど」
迷井くんは「入れ違いだな」と納得して、手土産の果物を棚に置いた。
棚には、同じ袋がすでに一つあった。
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