鍾乳洞の案内|意味がわかると怖い話
- 難易度 中級
- 恐怖度 3/5
- 読了 約1分
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本文
迷井くんは、観光の鍾乳洞へ来ていた。
ガイドは休みらしく、音声ガイドを借りて一人で進む。
イヤホンから明るい声がする。
「次の広場で、右側の岩を見てくださいね」
迷井くんは言われたとおりに歩く。
途中、同じ声が少し掠れて言った。
「あ、すみません。今の案内、古い版でした」
「いま聞こえている私は、三年前の録音です」
迷井くんは「そういうバグあるよな」と思って先へ進んだ。
広場に着くと、岩のそばに小さなプレートがあった。
『音声ガイド担当 故・――』
日付は、三年前の今日だった。
迷井くんはイヤホンを外し、「休んでるのか」と小さく呟いた。
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