意味がわかると怖い話

今度は・・・

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あるヨーロッパでのお話。

イケメン王子様と美人な王女様がいました。

王女様のお腹には新しい命が…

王子「男の子かな、女の子かな?」

王女「どちらでしょーね。 どちらにしろきっとかっこいい男の子か可愛い女の子でしょうね」

王子「もちろんさ。 僕らの子だよ? あー、早く生まれてきてくれないかな~」

王女「まだ、生まれるまで半年以上ありますわ。 気が早いですわ。」

王子「そんなこといったって、パパになるんだ。 待ち遠しいよ」

王子様と王女様は毎日、 毎日こんな会話をしていました。

よっぽど待ち遠しいかったのでしょーね。

そして、出産の日…

病院

王子「あー、もう10時間もたつよ…、 王女は、赤ちゃんは大丈夫かな…」

…………

「オギャー、オギャー」

王子「っは。う、生まれた~(涙」

看護師さんが赤ちゃんを抱いて王子の元に。

看護師さん「おめでとうございます。 元気な男の子ですよ」

王子「男の子か~。うれしいな」

王子は期待を膨らませ 赤ちゃんの顔を覗きこみました。

王子(ん、か、かっこよくないぞ?)

看護師さん「どうです?可愛いでしょう?」

王子「は、はい」

(まあ、生まれたてだもんな。みんなはじめはこんなものか)

王子はそう自分に言い聞かせました。

しかし、あれから月日が経っても 父にも母にも似ていない顔立ちのまま…

王子(なぜ、こんなに不細工な子供が生まれてきたんだ。 こんな、こんなはずじゃなかったのに…)

そんなことを王子が強く思い始めたころから、 王女と王子は頻繁に喧嘩するようになりました。

王子「くそー、なんでこんなにうまくいかないんだー。 あいつが生まれてからだ。 あいつのせいだ」

そんなことを思っていると 王子はあることを思いつきました。

そして、ある日。

王子「さあ、今日は湖にいこー。綺麗だぞー」

子供「やったー」

そして、湖に3人で行き ボートで湖の真ん中あたりに来たとき、

子供「綺麗だー、一面自然だね」

王子「そうだろ…」

そして、王子は ボートから身を乗り出して夢中になっている子供を…

王子「えぃっ」

王子は子供を湖に突き落としてしまいました。

それから、 2、3年ほどの月日が経ちました。

あれ以来2人は仲を取り戻し 再び新しい命を授かりました。

王子「オレによく似たかっこいい男の子だな」

王子も王女もとても嬉しくて、 嬉しくて絵に書いた様な仲のよい家族になりました。

そんなある日、

子供「ぼく、湖に行きたい」

王子、王女「っえ…」

そうあの湖に行きたいと言いだしたのです。

王子(まあ、あれからずいぶん経つし、いくか…)

王子も王女も乗り気ではありませんでしたが、 息子があまりにも嬉しそうにいうので 仕方なく行くことにしました。

湖につき、 あのときと同じように ボートで湖の真ん中あたりに来たとき、

子供「わー、綺麗だなー」

ボートに身をのり出して とても嬉しそうでした。

そして、突然振り向き息子が王子と王女の方を見ました。

子供「今度は…落とさないでね」

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