あなたは意味が分かりましたか?それでは解説です。
この「仲間外れ」という意味がわかると怖い話では、特に注意すべき点がいくつかあります。最初に提示される言葉には、何かしらの違和感が感じられます。この違和感が、後の解釈に大きく影響を与えるのです。
文章に含まれる「さる腕の立つ身なら後ろを取られるとは思うまいね。鳥居にて往ぬべし」というフレーズには、実は十二支が隠されています。それぞれの動物に対応する音を取り出すと、次のようになります。ね(子)、後(丑)、取ら(寅)、腕(卯)、立つ(辰)、身(巳)、うま(午)、さる(申)、鳥(酉)、往ぬ(戌)、い(亥)。この中で唯一「未」が抜けているのです。この「未」の不在が、語り手の「え、俺は!?」という驚きや困惑に繋がります。
このように、仲間外れにされることは、時として非常に孤独で悲しい感情を引き起こすものです。自分だけが取り残されているように感じることで、心に不安や恐れが生じるのです。この話は、そんな人間の心理を巧みに表現していると言えるでしょう。