挨拶
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僕の通っている中学校は とても荒れている連中だらけだ。
真面目な生徒も多いが、 連中が台なしにしているんだ。
連中がしているのは『教師イジメ』だ。
僕はもちろん関わってない。
そういえば、明日から 『挨拶強化運動』だったな。
教師が校門に立ち、 登校してくる生徒に挨拶をする運動だ。
「挨拶すらできなければ社会に出て通用しません。 しっかり挨拶するように!」
って担任が言ってたな。
馬鹿だな。
連中が挨拶なんて返すわけないのに。
しかも校門に立って挨拶する係の教師は ●●先生らしい。
●●先生は、科学の先生で、 銀縁の眼鏡をかけている年輩の男性で、 授業中に連中からの嫌がらせを受けても、 何も言わずにニヤニヤ笑いながら授業を進めるような先生だ。
イジメに屈しないのはすごいと思うが、 少し気味が悪い。
なんでも今回は自分から進んで 係になりたいと申し出たらしい。
あの先生も挨拶には厳しいのか…。
明日は確実に無視されるだろうな。
………次の日、 登校するとやはり●●先生は校門に立っていた。
僕を見ると先生は、
「おはよう」
と声をかけてきた。
僕は
「おはようございます」
と返した。
その日、まだ早いが、 多くの生徒が教室に来ていない。
来ている生徒は この時間には珍しいほど少ない。
窓の外に目をやると、 刃物をもった●●先生が、 他の教員に取り押さえられていた。
周りには連中が倒れている。
まさか連中に復讐したのか!!?
いや、連中以外の生徒もいる。
なぜだ!?彼等は関係ない!!
事態が落ち着くと、 生徒は全員下校となった。
帰ってテレビをつけると、 ニュースでキャスターが言った。
「容疑者がこのような惨殺行為を行った理由はなんと、、、、、、、、、、、、、」
僕の背筋は凍った。
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