意味がわかると怖い話

優しい妻

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本文

妻は優しくて、 よく気の利く女性である。

私は2ヶ月程前から入院しているが、 まさに痒いところに手が届く、 そんな看病をしてくれる。

私はそんな妻の心遣いに頭が下がるばかりだった。

私「すまんな。面倒ばかりかけて…」

妻「何言ってるんですか、あなた。夫婦でしょ」

この女性と結婚して良かった。

涙が出そうになる。

そんなある日のこと。

妻は看護師に、頼みに頼んで、 許しを貰うと家具屋へ畳ベッドを注文し、 病院の味気ないベッドと取り替えてくれた。

井草の匂いがする。

「やはり畳は良い…」

そこで思い出す。

以前私は妻にこう言った覚えがある。

「死ぬときは、畳の上で死にたいな」

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