ピエロ
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俺の町では最近、 奇妙なピエロがいることで有名だ。
そのピエロは大玉に乗り、 ジャグリングをしつつ陽気に鼻歌を歌いながら 見物人達を見るなり、いきなり二言喋り、 その人が考えてる事や思ってる事を ずばり言い当てるのだという。
俺の学校でも当然話題となり、 友人たちに誘われピエロがいる公園へ向かうこととなった。
案の定大混雑しており、 やっと俺たちの番が来たころには日が沈み始めていた。
ピエロは風評通り、大玉に乗り、 ジャグリングをしながら友人たちを見ている。
「テスト♪不安♪」 「甘味♪食べたい♪」 「終わったら♪買い物♪」 「門限♪危ない♪」
友人たちは大はしゃぎしている。
ピエロは俺を見る、 にこやかな笑顔で言った。
「父親の♪料理♪」
楽しみにしてるから当てられるのも無理ないな。
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