自転車のカゴ|意味がわかると怖い話
- 難易度 中級
- 恐怖度 2/5
- 読了 約1分
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本文
昔から霊感の強かった叔母は、その日もイヤなものに出会ったという。
前から自転車を一生懸命こいでるおばちゃんが目に入った。
坂道でもない平坦な道なのに、そのおばちゃんは汗をかきながら苦しそうに自転車をこいでいる。
はて?
そう思った叔母が遠目ながらその自転車のカゴを見ると、
なんと生首が乗っかっているではないか。
眼球が無くぽっかり空いた空洞が、そのおばちゃんをにらんでいた。
「あれはとんでもなく悪い霊だ、あの人に教えてあげなきゃ…。
でも、まともに相手してくれないだろうけど…。」
と、叔母はそのおばちゃんに話しかけようか迷っていたが、
やはりこのままでは良くないと伝える決意をした。
そして、いよいよそのおばちゃんとすれ違うとき。
「あの」
と言い掛けたその瞬間、おばちゃんがポツリと言った。
「知ってます」
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